夜に子供が熱をだすと、とても不安になりますよね。 「何度になったら病院に行けばいいの?」「このまま様子を見ていいのかな?」と、スマホで検索しながら眠れない…そんな経験をされた方も多いと思います。
私自身、看護師として受診相談を受けることも多く、また子供の親として夜中に不安になったこともあります。今日は「子どもの発熱での受信を考えるときの目安」についてお伝えしていきますね。
すぐに受診したほうがいいサイン
次のような場合には、夜間や休日でも早めに受診しましょう
- 生後3か月未満で38℃以上の発熱
- 呼吸が苦しそう(ゼーゼー、ヒューヒューしている)
- 水分がほとんどとれていない、おしっこが極端に少ない
- 顔色が悪く、ぐったりして反応が弱い
- 痙攣を起こした
- 高熱(38度以上)が3日以上続いている
こうした症状があるときは、ためらわず受診することが安心につながります。
様子を見ても大丈夫なケース
次のような様子なら慌てて救急に行かなくても大丈夫です
- 熱があっても元気に遊んでいる
- 水分がとれている(麦茶や経口補水液など)
- 呼吸は普段通りで、苦しそうではない
こうした場合は、夜は落ち着いて休ませて、日中かかりつけ医を受診すれば安心です
家庭でできるケアのポイント
発熱時に家庭でできるケアをいくつかご紹介します
- 水分をこまめに与える
- 部屋の温度・湿度を快適にする
- 子どもが心地よいいように衣服や寝具を調整する
- 無理に身体を冷やしすぎず、子どもが嫌がらない範囲でわきの下を冷やす(心地よければ額を冷やすのもOK)
お子さんが安心して休める環境を整えることが大切です
迷ったときは相談を
「いろいろ調べてみても、やっぱり不安。」「この状態は大丈夫と言えるの?」「このまま様子を見ていいのか不安…」「もし何かあったら…」というときは、
#8000(小児救急電話相談)や地域の救急相談窓口が利用できます。

また、普段からかかりつけ医をもっていると、こうしたときに安心して相談できますよ
まとめ
- 発熱は「体温の高さ」だけで判断せず、子どもの様子をしっかり見ることが大切です
- ぐったりしている、水分がとれない、呼吸が苦しそうなどのサインがあれば早めに受診しましょう
- 元気があり、水分もとれているなら、夜は落ち着いて様子を見て日中に受診で大丈夫です
子どもの発熱は心配になりますが、「どうすれば安心できるか」という視点で見てあげると、不安が少し和らぎます。幼児期は特に発熱が多くみられやすいです。子どもの発熱時の様子をよくみて、普段との違いや発熱時に出やすい症状を理解して、かかりつけ医と受診の目安を相談していおくことで、ご家族の不安を少なくし、落ち着いて対応できるようになります。
一緒にお子さんの回復を支えていきましょうね。
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